インハウスマーケターツール

【マーケ担当者特集】成果を残している事業会社の強者が紹介するインハウスマーケティングに推薦すべきツール特集(Vol.4)

Shirofune広報担当
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本メディア「In-House Marketing Lab(インハウス・マーケティング・ラボ)」では、企業や団体でマーケティング活動を行う人たちの「インハウス化」をサポートするために、マーケターに対してさまざまな情報をお届けしています。

マーケティング業務を効率的に促進するために必要な「ツール」をご紹介する本コーナーです。

これまでの3回分ともに数多くの反響があり、これまでたくさんのシェアや言及をいただきました。

【マーケター必見!】インハウスマーケティングの実務者が推薦するツール特集(Vol.1)

【好評により第2弾!】インハウスマーケティングの実務者が推薦するツール特集(Vol.2)

【今回はSNSマーケの達人!】インハウスマーケティングの実務者が推薦するツール特集(Vol.3)

そこで第4弾では、圧倒的な成果を残している事業会社マーケターに、「インハウスマーケターにオススメしたいツール」という観点から、ジャンルレスに「導入して良かったツール」のTOP3を選んでいただきました。

ツール紹介時には推薦者の方からのコメントをそのまま掲載しておりますので、普段からマーケティング業務に取り組んでいる方は、是非にご覧いただき、今後の導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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①Repro株式会社
Marketing Team Leader
伊藤 直樹氏

伊藤直樹氏
伊藤 直樹氏(Twitter:@n_11o

第1位:Slido(スライドゥ)

リアルタイムで会場からの質問を集めることができるツールです。今年はセミナー運営やモデレータをたくさんやったので、すごくお世話になりました。

特にパネルディスカッションではライブ感も重要なので、リハーサルで事前に取り決めたトピックを話すだけではいまいち盛り上がりません。その点sli.doを使うと参加者が聞きたいことを気軽に拾えるので会のインタラクティブ性が高まります。匿名で投稿/投票ができるのもシャイな日本人向きで良いですね。笑

第2位:Zapier(ザピエル)

ワークフローの自動化ができるツールです。例えばFacebookのリード獲得広告とMAを連携させて初動のお礼メールを自動化する、特定の条件に当てはまるメールだけslackにも転送する…などマーケ業務に限らず色々な場面で利用しています。

第3位:Google Podcasts

インプット系ですが、海外のポッドキャストをよく聴きます。B2Bマーケターの方にはSaaStrかIntercomの番組がお勧めです。SlackやHubSpotなど錚々たる企業のVPクラスや日本で知られていない急成長SaaSの代表など、最前線にいる方々の生きたナレッジや経験が聴けるのですごく勉強になります。

②株式会社タイミー
執行役員CAO/マーケティングマネージャー
古賀 元樹氏

古賀 元樹氏(Twitter:@KogyFine

第1位:Redash(リダッシュ) + Google スプレッドシート

RedashはSQLでサクッと数値を確認するのに利用するのは勿論、クライアントに関するダッシュボードは先方とURLを共有して使っています。

また、Googleスプレッドシートの膨大なデータを集計する必要があるときは、Redashに連携してRedash上でサマライズして分析しています。

逆に、予実管理など手入力の数値と実績を同時に管理したい場合、RedashのAPIを使って、Googleスプレッドシート上にインポートすることで、スプレッドシート上で数値管理を行っています。

その幅広い用途への使い勝手の良さが第1位の理由です。

第2位:Repro(リプロ)

アプリ内マーケティングの施策で、プッシュ通知を打ったり、モーダルを出したりする際に、Reproだと数ステップで、かつ本当にすぐに実施できるため、弊社ではよく利用しています。

A/Bテストを実施した際に、有意差の表示があるため、どのパターンが有効かどうか、すぐに分かる点もオススメのポイントです。

第3位:IFTTT(イフト)

みなさんお馴染みのIFTTTですが、弊社ではTwitterでユーザーの声を収集するのに使っています。

Twitterで競合サービスや自社サービスに関するつぶやきが発生すると、Slackのチェンネル別に分けて投稿を飛ばせるため、ユーザーの声をリアルタイムで確認できるのが良いです。

何かバズるとすぐに分かりますし、Slack連携によって社内で共有できるのもオススメのポイントです。

③株式会社Fun Group(旧タビナカ)
執行役員 VP of Marketing
藤谷 亮太氏

藤谷 亮太氏(Twitter:@fuuujikko

第1位:Ahrefs(エイチレフス)

SEO対策での活用だけでなく、マーケ全体設計に有効。他社サイトの基本的なことが精度高く分かるので、サイトを通して他社のビジネス状況が一定読み解ける。

第2位: Google スプレッドシート

全メンバーが担当領域のみの部分最適な判断・行動にならないよう、全員が見るスプレッドシートで事業全体を掴むための指標を管理。1つのシートで全体数値を語ることで全マーケチームの視座を合わす。GAから自動抽出できるのが有難い。

第3位:dfplus.io

各広告媒体に対応したデータフィード統合管理プラットフォーム。スピード感を重視した商品増加や改善を社内で推進してきたなか各媒体への反映が課題の1つだった。当ツール導入により、広告検証のPDCAの高速化、社内リソースの軽減に繋がりより攻められるようになった。

④弁護士ドットコム株式会社
クラウドサイン事業部
マーケティングチーム
夏目 恵氏

夏目 恵氏(Twitter:@natsume_1231

第1位:手帳

マス広告、オフライン施策は企画からローンチまでの期間が半年〜数ヶ月と長期戦なので、スケジュールやタスクを俯瞰で見ることを常に意識しています。その時に1番役立つのはやっぱり「紙の手帳」。月間・週・デイリーの管理が細かくできる「QUO VADIS」の手帳を長年愛用しています。さらに、デスクにはメモ帳をおいて、瞬発的なタスクや思いつきはその場でとにかくメモる。ペーパーレスを訴求したマーケティング活動をしてますが、残すべき「紙」は大事にしていきたいなと思っています。

第2位:日経電子版

顧客接点の最前線として「偏りのある人間にならない」ことを意識しています。ペーパーレスに悩むアナログ企業がターゲットであるがゆえ、IT用語に染まらないバランス感覚を保つこと、ターゲットが取得している情報をキャッチアップすることを大事にしており、これには日経新聞を読むのが1番です。毎朝、朝刊記事をザッピングするのはもちろん、「日経新聞を読む人たち」に刺さるワード・企画を考える際は、検索機能をフル活用しています。

第3位:Facebookメッセンジャー

各社マーケターとは、Facebookメッセンジャーでコミュニケーションをとっています。「自分でわからないことは、知ってる人に聞こう」がモットーなので、ちょっとした相談事をしてみたり、そこから共催セミナーや登壇の話に繋がったりすることもしばしば。

⑤株式会社SUPER STUDIO
マーケティング シニアマネージャー
加藤 亮平氏

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加藤 亮平氏

第1位:Jira(ジラ)

D2C事業の特性上、企画担当者やプロジェクトマネージャー、デザイナー、エンジニア、そしてロジスティクスやカスタマーサポートにファイナンスまで、一つのプロジェクトに関わる担当者が非常に多くなります。

その関係性の中でマーケティングにおける実務を行う際に、重宝しているプロジェクト管理ツールがATLASSIAN社の提供しているJiraです。

大抵は1週間程度を1つのPDCAサイクルとして区切り、各担当者の課題に対するアプローチの進捗を追いかけます。効果測定も同時に行いながら目線を合わせることで、プロダクトの現状を正しく把握でき、的確な施策を打つことが可能になります。今ではこれが無いとプロジェクトが成立しないほどに重要なツールです。

ノウハウのストック先であるConfluenceとの連動性も有難いです◎

第2位:Figma(フィグマ)

日々のグロースハックが非常に重要なD2C事業において、UIデザインの変更案をチームで迅速に連携できる点で重宝しています。

UXの観点も素晴らしいです。出来上がったプロトタイプがユーザーにどのような体験を与えられるか、直感的にチームメンバー全員がその完成イメージを共有できます。

ブラウザで操作/確認が出来るので、環境を選ばなくて良いところも助かっています。

第3位:Whereby(旧:appear.in)

一刻一秒変わる状況の中で、フィールドワーク以外で外出するのはコストデメリットが大きく、ブラウザで簡単に利用できるビデオ会議ツールのWherebyはとても便利です。

Slackとも連携しているため即座に立ち上げることができ、トークルームをロックすることも可能なのでセキュリティ面も安心。画面共有などの基本機能も充実しています。

最近はビデオ会議を許容する会社も増えてきていることを実感しています。面と向かって話す必要性が必ずしも無いとき(スピードが重視される局面)は、ほとんどビデオ会議にするようにしています。

⑥株式会社ユーザベース
マーケティング担当
伊佐敷 一裕氏

伊佐敷 一裕氏(Twitter:@issa_kzp

第1位:Optimizely(オプティマイズリー)

とても使いやすく多機能なABテストツールです。
オンラインコンバージョンがビジネス上重要かつ一定のセッション数があるサイトであれば、ABテストは積極的に行うべき施策だと思っており、弊社でもよく行っています。

その際にOptimizelyであれば直感的な操作で簡単にABテストを行うことができ、高速でPDCAを回すことが出来ます。実際に成果に繋がっていることを考えると、投資対効果としても良いかなと思います。

なお類似のABテストツールに無料の「Google Optimize」があり、機能制限はあるものの基本性能は申し分ないので、ABテストの入門ツールとしてはこちらもおすすめです。

第2位:Tableau(タブロー)

データの分析・可視化をスイスイ実現出来るBIツールです。
Salesforceの顧客データやGoogleAnalytics、Web広告などのデータを分析・可視化するのに使っています。

データ分析の切り口が多い場合、エクセル等のみでやろうとするとかなり大変ですが、Tableauがあれば直感的な操作でサクサク出来ちゃいます。業務効率化にもなりますし、触っていて楽しいツールでもあります。

第3位:Twitter(ツイッター)

マーケティングにおける最新かつリアルな情報をインプットするのに、なんだかんだ一番良いツールだなと思っています。
また、自身の考えを整理してアウトプットする場としても最近は活用しています。どんな人にどんなメッセージを届けるか、どうしたら伝わるかを考えるマーケティングの訓練の場としても良いかなと思います。

また最近はTwitterを通じた出会いやコミュニケーションも生まれており、うまく活用すればコミュニティ形成の場としても良いと感じています。

⑦株式会社スペースマーケット
ビジネス開発部
堀田 遼人氏

堀田 遼人氏(Twitter:@ryo10hottie

第1位:Google Alert & Google Discover

「人生をGoogleに委ねていこう」と決めてから、色々なことが楽になりました。自社の業界や競合の最新状況など常にアップデートしておきたい情報はGoogle Alertに登録&Google Discoverでキャッチアップしています。

第2位:Google Slide

企画書を作成して社内外に共有することが多いのですが、企画書作成ツールはもはやGoogle Slide以外考えられません。特にスタートアップ界隈では「パワポ作成に終始するのはゴミ仕事」的な風潮もありますが、関係者が多いプロジェクトにおいては、関係者の目線合わせのためにも粗くてもよいので企画書の作成を怠らないことが個人的には重要かなと思っています。

第3位:Doit.im

(最後はGoogle製ではないのですが)個人的に使っているタスク管理ツールです。タスク管理が極めて苦手でして、いろいろツールを紆余曲折してきて落ち着いたのがDoit.imです。”Getting Things Done(通称GTD)”の思想のもとワークフローを管理しています。mac、iOS、androidに全て対応していて同期できて、かつ有償版でも年2000円と格安です。事業会社のマーケティング担当者はさまざまなタスクが同時並行で進行することも多いので、みなさんがどのようなタスク管理ツールを使っているのかは気になりますね。

⑧株式会社OKAN
ハイジ事業部 マーケティング責任者
橋本 大祐氏

橋本 大祐氏(Twitter:@hashimoto_pres

第1位:Twitter(ツイッター)

【利用目的:市場調査】

Twitterは、興味関心の領域が近い方と繋がれたり、やりとりができるのだけでも本当に凄いサービスですが、拡散される・話題になるコンテンツや取り組みを調査することにも使えます。

例えば、BtoB系でとあるサービスを利用したストーリー系の記事が拡散されている場合、なぜそれが拡散されるのかの要素を調べ、自社に転用することを考えるきっかけになります。

特にその拡散されているツイートのリプライや引用RTの文面を読むと、具体的にどのポイントが刺さったのかなどが読み取りやすいので、自社の施策に落とし込む上でも非常に参考になります。

第2位:Ahrefs(エイチレフス)

【利用目的:自社・競合調査】

自社サイトの解析だけでなく、他社サイトの解析できることが本当にありがたいです。

他社サービスがどのようなキーワードで広告を出稿しているのか、そしてその着地先はどのようなLPなのかを調べたり、
被リンク元を調べ、低品質なリンクがあれば否認すること、
キーワードのボリューム調査、自社サイトのキーワード単位の順位変動の検知
など様々な使い方ができるのも非常にありがたいサービスです。

第3位:ferret One(フェレットワン)

【利用目的:サイト/LP制作】

エンジニアやデザイナーが社内にいない、リソースが無い組織には非常にオススメです。
プログラミングスキルやデザインスキルが無い僕でもサイトが作れますw

また、月額利用の範囲内でページを増やすことはもちろん、LPを増やすことも可能です。
BtoBサービスであれば、課題軸や業界軸でLPを使い分けることも多いと思いますが、最速のスピードで、かつ追加の費用が掛からないのも非常に嬉しいです。

インハウスマーケティングラボではマーケターに役立つ情報をお届けしています

事業会社で成果を残してきた凄腕マーケターだけに、今回は管理系ツールや業務効率化を促進するサービスの紹介が目立つ結果となりました。

マーケティングツールの紹介につきましては、今後も切り口を変えて、第5弾以降のまとめを出し続けていく予定です。

マーケターとして活用しているサービスを掲載したい方、自社にてインハウスマーケティングの業務を効率化させるツールを運営している方は、是非とも記事のシェアと合わせて「オススメのツール」を呟いてもらえると嬉しいです。

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この記事を書いたライター
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