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【マーケター必見!】インハウスマーケティングの実務者が推薦するツール特集(Vol.1)

Shirofune広報担当
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本メディア「In-House Marketing Lab(インハウス・マーケティング・ラボ)」では、企業や団体でマーケティング活動を行う人たちの「インハウス化」をサポートするために、マーケターに対してさまざまな情報をお届けしています。

今回は、マーケティング業務を効率的に促進するために必要な「ツール」に関するテーマです。

マーケティングを担当する人であれば、業務を遂行するために必要なツールの選定に悩むことは少なくないかもしれません。

適切なツールを導入することで、自社での開発をせずとも施策を行うことができたり、これまで人力で行っていた作業を短縮できたりと、実にさまざまなメリットがあります。

そこで、今回は「インハウスマーケター」として実業務を担当してきた方々に、「インハウスマーケターにオススメしたいツール」という観点から、ジャンルレスに「導入して良かったツール」のTOP3を選んでいただきました。

ツール紹介時には推薦者の方からのコメントをそのまま掲載しておりますので、普段からマーケティング業務に取り組んでいる方は、是非にご覧いただき、ぜひとも今後の導入を検討してみましょう。

①株式会社才流
代表取締役社長
栗原 康太氏

栗原 康太氏

第1位:formrun (フォームラン)

UIが良い。月200件ぐらいのリード獲得数ならこれで十分。
かっこいいフォームをすぐに作れるツールは意外になかったので、数分でフォームを作れるようになって感動した。

第2位:Senses(センシーズ)

使いやすいSFA。商談数が増えてきたけど、いまだにスプレッドシート管理をしている&がっつりSFAを入れるほどではない、企業にはピッタリ。

第3位:Zoom(ズーム)

移動時間が削減できて、頭を使うことに時間を使える。音質もクリアで安定していて、安心して使える。

②株式会社Faber Company
エグゼクティブマーケティングディレクター
月岡 克博氏

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月岡 克博氏

第1位:Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール)

Google Analytics だと、中々Webサイト改善の打ち手を見出すのが難しい場合も多い。閲覧数の多いキーワードによって流入するページのタイトルやコンテンツの改善を行うことができ、今まで気づけなかったニーズから、新規のコンテンツを思いつく機会に繋がったりする。自社のブランド名の検索数推移から、サイテーションがどれくらい増えているかも確認。

第2位:Trello(トレロ)

タスク管理がカード形式で分かりやすい。「誰が」「どんなタスクを」「どれくらい」というのがひと目でわかる。業務委託などの社外の方と仕事をすることも多い場合、使いやすいのではないか。

第3位:Feedly(フィードリー)Evernote(エバーノート)

RSSリーダーとしてのFeedlyであらゆるメディアをまとめて情報収集し、気になる記事やストックしたい内容はタグをつけて、Evernoteに放り込む。通勤時間などの短い時間での情報収集にオススメ。

③ビタミン株式会社
CEO / CMO
高梨 大輔氏

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高梨 大輔氏

第1位:Re:dash(リダッシュ)

【目的:数値管理、戦略立案】

・過去
数値管理の機能を2つに分割すると「重要数値の分析(抽出/分類)」と「レポーティング」に大きく分けられます。過去はSQLを直接叩いてデータを分析し、エクセル等で定点観測用のシート作成をしていました。マーケターは、数値管理をするだけで、学習コスト含む労力やヒューマンエラーのリスクを抱えてました。

・現在
Re:dashが普及してからは、これらを自動化することができ、特に「レポーティング」機能はダッシュボード化やグラフ化に優れ、URLのみでダッシュボードを共有できるという、数値管理においての神的ツールです。

第2位:Amazon Web Services(AWS)

【目的:データ管理(保管)】

・過去
クラウド登場前は、社内にリアルなサーバーを設置し、デスクトップPCを稼働させっ放しにするという状況でした。当時は、IP制限を被るリスクや、PCマシンの消耗による故障、データ消失などのリスクを抱えている状態が恒常的となっており、表示速度改善などを目的としたサーバ移管時、インフラ設計時には、多くの時間と費用が発生していました。

・現在
AWSの登場で、過去のリスクは払拭されました。加えて、費用面も使った分だけのコストが発生する仕組みであるため、無駄のない運用が可能になりました。何より一番は、ワンクリックでサーバ移管ができること。過去を知る身としては本当に素晴らしいことです。

第3位:Twitter(ツイッター)

【目的:情報収集】

・過去
Feedlyなどのツールを活用してのニュース収集や本が中心だった。

・現在
Twitterでマーケターアカウントの情報をキャッチアップするのが、質の高い最新情報となりました。マーケターが自身のブランディングの目的を兼ねてTwitter運用をするようになってから、「情報をキュレーションして発信する」というトレンドができあがったので、「情報の質×速度」はTwitterが頼りになります(もちろん本やfeedlyなども併用しています)。

④株式会社ラクス
マーケティング・クラウド事業部
事業部長
安藤 健作氏

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安藤 健作氏

第1位:Trello(トレロ)

一人一人が抱える業務の量が多いマーケ部門では、タスク管理は欠かせません。以前はエクセルを共有ファイルにして利用していたのですが、どうしても視認性が悪いのと、使い勝手もいまいちであったことから、Trelloを使い始めました。

Trelloはカード形式でタスクが表示されるので、「チームとして現在どのようなタスクが進められているのか?」が一目で分かりますし、詳細画面ではファイルやコメントを付けることもできるのが便利です。いまやチームに欠かせないツールとなっています。

第2位:Yammer(ヤマー)

社内のコミュニケーションツールとしてはYammerを利用しています。当然スマホでも利用できるので、ぱっと思いついたアイディアをすぐにメンバーと話し合えて、重宝しています。

気になったマーケ関連の記事を共有するときには、URLを張り付けるだけでプレビューが表示されるため、どんな内容の記事かをクリック前に理解できるのも良いですね。

ただ、会話がタイムラインで流れていってしまうため、保存が必要な情報の共有などには向いていない点には注意です。

第3位:働くDB

自社サービスで申し訳ないのですが、販売管理システムとして利用しています。

入力されているデータの表示項目の設定/集計などを、ユーザ単位で自由に設定出来るため、売上分析が非常に楽です。経理部がデータの入力を終えた次の日から、自分たちで好きなようにデータを抽出できるので、スピーディーな作業が可能となっています。

リード分析やプラン別の売上分析、解約理由の分析など多方面で使用しています。また、フロー設定ができるので、販売管理のほか、例えば社内稟議や採用などでも活用しています。

⑤株式会社ホットリンク
マーケティング部
マネージャー
室谷 良平氏

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室谷 良平氏

第1位:Google スプレッドシート

ただのエクセルの代用にとどまらず、アドオン機能を活用して、Google Analytics や Google Search Console のデータを引っ張ることにより、ダッシュボードの構築も楽チンです。施策の優先順位評価や進捗管理、ナレッジの蓄積場所としても活用できます。

第2位:Slack(スラック)

特に絵文字機能がイチオシです。ファニーな絵文字を自作して、自・他部門とのコミュニケーション活性化に活用しています。絵文字であればリアクションのハードルも下がりますし、且つ独自の温かみも生まれ、そこから構築できた相談しやすい関係が、その後のチームとしての問題解決のスピードと質を高めてくれると思っています。

第3位:Chrome デベロッパーツール

インハウスであれば、機動力のある改善ができる強みをいかに発揮できるかが重要です。そこで本ツールをフル活用し、簡単なフロントエンド修正くらいは、サイト担当者でも実装できるようにしていました。

⑥株式会社SmartHR
マーケティング・広報
オウンドメディア編集長
藤田 隼氏

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藤田 隼氏

第1位:コピーメカ

少人数体制でオウンドメディアを運営する中で、「タイトルづけ」は頭を悩ませる問題です。ある程度の型は習得してはいるものの、自身の経験や発想にとらわれてしまいがち。機械的なのでそのまま使えるわけではないのですが、バイアス抜きにして「その発想はなかった」というタイトル候補を得られるのは嬉しいですね。

第2位:Redirection(リダイレクション)

SEOのマイナス要素をなくすために、定期的なカテゴリやタグの精査は必要です。またキーワードごとの検索トラフィックを最大化させるために記事と記事をマージさせることもあります。「301リダイレクト」は日常的に発生する作業であり、それを効率化できるWordPressプラグインとして非常に便利なのがこのツールです。

第3位:Flipdesk(フリップデスク)

運営目的のひとつに「リード創出」があるオウンドメディアにおいては、ポップアップ導線は貴重なタッチポイントです。コンテンツ別の出しわけや、クリエイティブ別のABテスト、セッション時間等に応じた配信条件設定などを比較的安価に実施できるため重宝しています。

⑦株式会社ベーシック
SaaS事業部
formrunプロダクトオーナー
甲斐 雅之氏

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甲斐 雅之氏

第1位:Stripe (ストライプ)

決済サービスとしては極めて完成度の高いStripe。エンジニアフレンドリーなサービスであることから、開発における疑問点もスムーズに解消することができ、迅速かつ効率的な導入・運用が実現できます。また、ダッシュボードの完成度がとても高く、マーケターやカスタマーサポート部門の人間だけでも、決済処理や顧客の利用状況の確認ができる点もオススメです。

第2位:Social Dog(ソーシャル・ドッグ)

Twitterアカウントの管理ツールとして利用しています。フォロワーの情報を細かに分析できたり、自社サービスについて言及されていたりする内容の確認に使えるため、重宝しております。

ビジネス向けな使い方のみならず、個人のTwitterアカウントをグロースさせる手段としても有効なツールです。

第3位:formrun (フォームラン)

自社サービスで大変恐縮ですが、ベーシック社のカスタマーサポートチームでもformrunを導入しており、いただいたお問い合わせのステータス管理から個別返信まで、一気通貫に対応できる点が魅力です。

また、インタビューの事前アンケートや、サービス紹介資料の請求フォームとしても活用しており、フォームを活用する文脈であれば、さまざまな用途でご利用可能です。

⑧株式会社Shirofune
Artisan
菊池 満長氏

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菊池 満長氏

第1位:Geckoboard (ゲッコーボード)

日々のKPIモニタリング用のダッシュボードツールとしてGeckoboardを利用しています。BIツールなども様々ある中で、「なかなかキレイなデザインのダッシュボードを最も手軽につくれる」という観点で選びました。

ダッシュボードのUIのデフォルトのデザインが優れており、自分でグラフなどのデザイン作成に時間をかける必要が全くありません(そもそも柔軟なデザイン変更があまりできません)。

Google Analytics とはデフォルトで連携されており、簡単にデータを引っ張っることができます。また、自社のデータベースに蓄積されている情報もAPIからPushすることで、日々モニタリングしたいデータを一元で可視化することができました。

第2位:Fullstory(フルストーリー)

セッションリプレイツールです。Google Analyticsなどではユーザー行動を数値で見ることになるため、「なぜ離脱したのか?」「どこが使いづらかったのか?」などを、数値から推測する必要があります。

Fullstoryのようなツールを活用することで、直接一人ひとりのユーザー行動を再生すれば、「この画面でどんなことを思って、なぜそういう行動をとったのか?」を、かなり明確に理解できます。サービスのボトルネックを解消する道筋をすぐに立てられるため、非常に重宝しています。

第3位:Shirofune(シロフネ)

自社サービスのご紹介で恐縮です。Shirofuneはリスティング・ディスプレイ広告の運用を、誰でも簡単にプロのクオリティで行えるツールになります。

自社に広告運用の専門家がいない場合や、「運用を外部委託しているが成果やコストの問題がある」といった場合に有用です。

新規の広告配信の設定から継続的な運用改善までワンストップで行うことができ、詳しくない方でも自動で提案される内容に沿って受け身で簡単に成果につなげて頂けます。

ツールを紹介したいマーケターを募集します!

今回は「インハウスマーケターが推薦するツール」という切り口から、各マーケターが普段から活用し、業務の効率化に役立てているものをご紹介しました。

また、マーケティングツールの紹介につきましては、今後の第2弾、第3弾と続けていく予定です。

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この記事を書いたライター
Shirofune広報担当

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