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インハウスマーケティングとは?メリット・デメリット、成功のポイントも解説

Shirofune広報担当

こんにちは、インハウスマーケティングラボ編集部です。

インハウスマーケティングは、企業が自社内でマーケティング活動を行う手法であり、その効果や実施方法について興味を持つ方も多いことでしょう。

本記事では、インハウスマーケティングの基本的な概念から目的、メリット・デメリット、そして成功するためのコツまでを詳しく解説します。

さらに、広告運用自動化ツール「Shirofune」がどのようにインハウスマーケティングをサポートするかもご紹介します。

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目次

  1. インハウスマーケティングとは
  2. インハウスマーケティングの目的およびメリットとは
  3. インハウスマーケティングのデメリット
  4. インハウスマーケティングを成功させるための6つのポイント
  5. インハウスマーケティングの成功事例
  6. Webマーケティングの内製化ならShirofune(シロフネ)がおすすめ

インハウスマーケティングとは

まずは、インハウスマーケティングの定義から始めましょう。インハウスマーケティングとは、企業が自社内でマーケティング活動を行う手法です。従来は広告代理店などにマーケティング業務の一部を委託していました。

例えば、広告運用業務にしぼって考えると、以下のような体制でした。広告運用だけではなく記事制作やWeb制作に置き換えても、細かい部分は変わるものの大枠の構造は同じです。

しかし近年では企業内でマーケティングチームを組織し、戦略立案から実行までを自社で担当することが増えています。

※関連コンテンツ: 漫画でわかる、はじめての自社広告運用

インハウスマーケティングの目的およびメリットとは

インハウスマーケティングは、企業内部のノウハウ蓄積、実行速度の向上、顧客理解の促進、そしてコスト削減を主目的としています。

弊社Shirofuneが行った「BtoB企業のデジタルマーケティングにおけるWeb広告運用体制に関する調査」でも、代理店運用から自社運用(インハウスマーケティング)に切り替えた理由は上記と概ね近い結果となりました。

【調査】広告運用体制は「代理店委託」と「自社運用」がほぼ同程度。「運用経験者の採用・確保」の課題解決が事業フェーズにマッチした柔軟な体制選択の鍵に

それぞれ詳細に紹介します。

①ノウハウの蓄積

企業が自らのマーケティングチームを持つことで、実践で得られた知識が自然と企業内に蓄積されるようになります。特に実践知であることがポイントです。代理店からノウハウをレクチャーいただくこともあると思うのですが、学んで終わりになりがちです。最初はしどろもどろに実行しながら、自社でPDCAを回す中で得られる発見のほうがより価値があります。

②実行速度の向上

マーケティング業務を外部代理店に委託するのではなく、自社内で実行することで業務のスピードを大幅に向上させることが可能です。これにより迅速な意思決定と実行が可能となり、市場の変化に素早く対応することができます。

③顧客理解の促進

自社でマーケティング活動を行うことで、顧客との直接的なコミュニケーションを増やすことができ、顧客理解が深まります。この深い顧客理解が、誰へ、どのような価値を、どの販路を通じて、どの情報を提供するべきかを明確にする助けとなります。

特に、代理店を通じたマーケティングでは、しばしば顧客理解が不十分となりがちです。そのため、直接顧客と関わるインハウスマーケティングに投資することは、企業にとって大きな価値をもたらすことでしょう。

④代理店に支払うコストの削減

また、コスト削減も主な目的のひとつです。例えばWeb広告運用の場合、代理店に支払う手数料は業界平均で20%です。広告費が数千万円規模になると、手数料だけで毎月数百万円以上かかります。昨今、利益率を重視する傾向もあるため、Web広告運用者を採用して内製化したり、Shirofune(シロフネ)のような未経験者・経験者でも運用できるツールを活用することでコスト削減を選ぶ企業も増えています。

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インハウスマーケティングのデメリット

一方で、インハウスマーケティングのデメリットは何でしょうか。

それぞれ紹介していきます。

①専門性の高い人材の確保が必要。離職リスクもある

インハウスマーケティングでは、企業内でマーケティング活動を行うためには、任せたい業務にあわせて専門性の高い人材を確保する必要があります。

さらに、運良く採用ができたとしても、優秀な人材が離職してしまうリスクもあります。

その人に業務ノウハウが偏っていた場合、引き継ぎもしっかりできない可能性も高いです。

広告運用に絞った調査ですが、自社でWeb広告運用をする中で発生した課題として「採用の難しさ」「退職」の話があがっておりました。

【調査】広告運用体制は「代理店委託」と「自社運用」がほぼ同程度。「運用経験者の採用・確保」の課題解決が事業フェーズにマッチした柔軟な体制選択の鍵に

ちなみに、Shirofune(シロフネ)なら、運用に工数がかからず、属人性も減るため、この課題をクリアできます。詳細はサービス資料をご覧ください。

②最新のマーケティング情報を継続的に収集するのが難しい

インハウスマーケティングでは、広告代理店やコンサルタントと比較して、外部の情報やトレンドの情報収集が難しくなる場合があります。特に、新しいマーケティング手法やデジタルツールの動向など、流行の情報の収集や適用が難しくなる可能性があります。

インハウスマーケティングを成功させるための6つのポイント

成功するインハウスマーケティングを実現するためには、さまざまな要素が重要となります。以下では、成功のための5つのポイントと具体的な手法について探っていきましょう。

①インハウス化の対象と目的を明確化

必ずしもマーケティングの全領域を内製化する必要はありません。

内製化をうまく進めて成果をあげている企業の中には、部分的に内製化を進めることでリスクを抑えて内製化に成功した企業もいます。たとえば運用型広告であれば、リスティング広告の特定キャンペーンだけ内製化して、それ以外は広告代理店に任せたまま、といったイメージです。

上記資料のダウンロードはこちらから

また、インハウス化の目的も明確化しておきましょう。

目的が達成されなかった場合の対処についてもあらかじめて決めておきましょう。

目的の明確化は当たり前なようでいて、忘れがちなことです。時間の無駄になるため気をつけましょう。

②適切な人材の確保と育成

インハウスマーケティングを成功させるためには、優れた人材の確保と育成が欠かせません。経験豊富なマーケティング担当者やデジタルマーケティングの専門家を採用し、組織内のマーケティングスキルを高めることが重要です。さらに、定期的な研修や勉強会を開催し、最新のマーケティングトレンドやツールの知識をアップデートすることも大切です。

③データ分析と効果測定の重視

インハウスマーケティングでは、データ分析と効果測定が不可欠です。正確なデータの収集と分析によって、マーケティング活動の効果やROIを評価し、戦略の改善に繋げることができます。

Google AnalyticsやLooker Studio、あるいはShirofuneMicrosoft Clarityのようなツールを活用し、広告のパフォーマンスやユーザーの行動を詳細に把握しましょう。また、データをもとにマーケティング施策の最適化や予測分析を行うことで、効果的なキャンペーンを展開することができます。

④内部コミュニケーションの強化・信頼関係の構築

インハウスマーケティングでは、組織内のコミュニケーションを円滑にすることが重要です。マーケティングチームと他の部署との協力関係を築き、情報共有や意見交換を促進しましょう。部署同士の仲が悪いことで、成果が出ないことは本当によくある話です。BtoB事業であれば、セールスあるいはインサイドセールスとマーケティングチームがコミュニケーションを全然とっておらず、それぞれ部分最適に陥って相互に非難しあうケースが普通に存在します。

そうならないように、信頼関係の構築に努めてください。定期的なミーティング、オフライン飲み会が有効です。

⑤プロセスの効率化と自動化

リソースが限定的になりやすいインハウスマーケティングでは、作業の効率化と自動化も重要です。広告運用に限った話でいえば、Shirofune(シロフネ)のような広告運用自動化ツールを活用することで、広告キャンペーンの予算管理やレポート作成、レポート分析などを効率的に行うことができます。広告媒体を利用した場合の業務工数に比べて90%以上の工数を削減できます。

広告運用自動化ツール「Shirofune(シロフネ)」

⑥外部リソースの活用

インハウスマーケティングが効果的に機能するためには、外部リソースの活用も重要です。

インハウスマーケティングは、すべての業務を必ずしも自社で行うわけではない、と考えています。代理店主導ではなく、自社が主導となってマーケティングを推進するものだと考えています。

ですから、時には専門のコンサルタントや広告代理店の協力を得ることで、専門知識や経験を活かした効果的な戦略立案や施策の実行をサポートしてもらいましょう。また、業界のトレンドやベストプラクティスにも注目し、外部の情報やネットワークを活用することで、インハウスマーケティングの質を高めることができます。

インハウスマーケティングの成功事例

弊社Shirofune(シロフネ)では、Webマーケティングの内製化を数多くご支援させていただいております。サービスサイトでは、全事例で50社超の成功事例を公開しています。

2つほど抜粋して紹介させていただきます。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社さま、関西電力株式会社さまにおける事例です。

広告代理店委託時に感じていた自由度の少ない運用体制から、インハウス化を短期間で実現!柔軟な予算設定と改善カードで、CPAは3ヶ月で50%改善 〜三井住友DSアセットマネジメント株式会社のShirofune導入事例〜

三井住友DSアセットマネジメント株式会社では、こんな課題があったといいます。

・Webマーケティング人材の固定配置が難しい
・予算設定(最低出稿金額や期間等)の制限により効果的な予算配分ができない
・運用を委託することで広告運用の知見が自社に溜まらない
・広告運用のPDCAサイクルに時間を要し改善までに時間がかかる
・運用をインハウス化したいが、担当者に広告運用の経験がない

少額予算×複数案件こそ内製化の価値がある。サポートプランを活用し、未経験から内製化・効果改善・工数削減を実現 〜関西電力株式会社のShirofune導入事例〜

関西電力株式会社では、こんな課題があったそうです。

・複数ソリューション×少額予算で、効果にばらつきが発生
・ソリューションが多岐に渡るため、代理店とのコミュニケーションに費やす時間が多くなってしまう
・運用を内製化したいが、デジタルマーケティングの担当者2名は広告運用未経験

上記のような課題感に思い当たる節がある方は、ぜひ記事で詳細をお確かめください。

その他、関連記事も紹介しておきます。

インハウス広告運用の成功と失敗を分けるポイントを事例をもとに解説

Webマーケティングの内製化ならShirofune(シロフネ)がおすすめ

Shirofune(シロフネ)は広告運用自動化ツールです。広告主さまからは、内製化による広告運用のスピードアップ・代理店に支払う手数料削減、広告効果の改善、社内工数/人件費の削減などの目的で活用いただいております。

広告代理店さまからは、広告代理店業務の効率化、Web広告事業の立ち上げなどの目的で活用いただいております。電通デジタル様、セプテーニ様、オプト様など国内最大手代理店様でもご利用いただいております。

アクティブで13,000件以上のアカウントが稼働しております。

広告運用自動化ツール「Shirofune(シロフネ)」

Google広告、Yahoo!広告、Meta広告(Facebook広告・Instagram広告)など7媒体の自動化に対応しております。自動化範囲は、予算管理、入札最適化、改善施策の提案・実行、レポート作成、レポート分析まで自動化できます。

なぜShirofuneならWebマーケティングの内製化を実現できるのか?

自社運用に移行したお客様から実際にいただいた声をもとに、3つの理由を紹介します。

  • 運用未経験者でも使いやすい
  • 兼務でもOK!
  • プロによるサポートオプション(月10万円)あり

多くの広告主さま、総合広告代理店さま向けにWeb広告の運用内製化を支援させていただいております。

もしも貴社がWeb広告の内製化を検討されているのならば、一度ご相談いただければ幸いです。きっと有益な情報提供ができるかと思います。

>>>Webマーケティングの内製化なら「Shirofune(シロフネ)

Shirofuneの利用で起こる変化

経営層・現場それぞれにとって起こる変化をまとめています。

メリット 変化
経営層 ・サービス品質に見合わない、代理店の手数料を削減。その分を他のマーケティング施策に投資できる
・自社に広告のノウハウが蓄積される
・日々動く事業判断をスピーディーに広告に反映できる
・広告と受注データの紐付けが簡単にできるため、本当に売上につながる広告に投資をできる(※オプションプラン)
・広告宣伝費の使い道を改善
・組織の強化
・利益率の改善
現場 ・PDCAを回すスピードが上がる
・代理店に支払う手数料を広告費に充てられる
・代理店とのコミュニケーションの中で発生する、余計なストレスを減らすことができる
・目標・KPIの達成
・従業員満足度を改善

広告運用のインハウス化を検討されている方は、Shirofune(シロフネ)の資料をぜひご覧ください。

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