【運用者必見!】広告運用担当に推薦したい業務効率化ツール特集(Vol.5)
- Shirofune広報担当
本メディア「In-House Marketing Lab(インハウス・マーケティング・ラボ)」では、企業や団体でマーケティング活動を行う人たちの「インハウス化」をサポートするために、マーケターに対してさまざまな情報をお届けしています。
マーケティング業務を効率的に促進するために必要な「ツール」をご紹介する本コーナー。
これまで4度行ってきた本コーナーでは、多くのシェアや言及など数多くの反響をいただきました。
【マーケター必見!】インハウスマーケティングの実務者が推薦するツール特集(Vol.1)
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第5弾となる今回は、広告運用業務に従事するマーケター8名に、「広告運用者にオススメしたいツール」という観点から、ジャンルレスにTOP3を選んでいただきました。
ツール紹介文では、推薦者からのコメントをそのまま掲載しております。普段からマーケティング業務に取り組んでいる方は、ぜひご覧いただき、今後の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
Google・Yahoo!・Facebookの広告運用業務を効率化する「Shirofune」はこちら
①株式会社ユーザベース
SPEEDA Marketing&Branding Team
斎藤 可奈氏
第1位:Salesforce(セールスフォース)
『THE MODEL』の分業体制の中でできるだけ流入から受注までのカスタマージャーニーを途切れずに計測し、具体的な顧客像を持って広告運用改善をしていきたいと思っています。
リスティング広告であれば「キーワード」、「マッチタイプ」等の情報を「Salesforce(セールスフォース)」に項目として持たせて営業時の参考に。逆に営業時のメモは広告文作成の参考にしています。
Xappexの「G-Connector(ジー・コネクター)」を使ってGoogleスプレッドシート上に毎日自動で更新されるようにしているので、広告成果との紐付けも手間がかかりません。
第2位:FORCAS(フォーカス)
グループ会社のサービスになりますが、「Salesforce(セールスフォース)」に会社の所属業界・特色などを付与することができます。
例えば「ビジネスモデル変革」についてのホワイトペーパーを作成して広告配信した時に、どんな業界のどんな特色を持った会社がダウンロードしてくれているのかすぐに確認することができます。
こちらも同様に、広告の先にいる顧客解像度を高める上で有用で、次のコンテンツ制作のヒントにしたり、架電時の参考にしたりしています。
第3位:運営堂のメールマガジン
インハウス運用をしていると、自分で情報を取りにいかなきゃいけませんが、全ての媒体・色々なメディアをチェックするのはなかなか大変なので、毎朝最新のトレンドをピックアップしてメールで送ってくれる運営堂のメールマガジンを購読しています。
最新の媒体アップデートで自社戦略に合うものは少しでも早く試せるようにしたいですし、媒体や業界のネガティブなニュースが出た時には、事実確認と必要であれば対策を練る等のリスク管理を心掛けています。
②株式会社Shirofune
取締役
竹下 智視氏
第1位:MySQL(マイエスキューエル)
APIで取得した媒体の各種ローデータから、活用したい切り口で柔軟に抽出できる。エクセルやスプレッドシートで加工する前に活用。アカウント横断なども一発で対応できる。
第2位:Canva(キャンバ)
クリエィティブで複数パターンを作成したい際、ちょっとした文字の加工、配置、色味、組み合わせの変更などはブラウザ上でサクサクできてしまう。
第3位:レーベンシュタイン・ジャロ・ウィンクラー距離
文字列同士の似ている度合いを計算するアルゴリズム。検索クエリのグルーピングなどを行う際に活用すると便利。
③アナグラム株式会社
コンサルタント
すなえり氏
第1位:Googleスプレッドシート
アドオン機能で「Googleアナリティクス」や「Salesforce(セールスフォース)」のデータを引っ張ってこれるので、広告管理画面の数字と合わせてレポーティングしています。
それ以外にも、施策の進捗表やシミュレーションなど。日々の運用に欠かせない相棒です。
第2位: KARABINER(カラビナ)
キーワードの掛け合わせが簡単にできるツール。「+沖縄 +結婚式」「+沖縄 +ウエディング」「+沖縄 +結婚式 +おすすめ」などいちいち手で打つと時間がかかりますが、これを使えば一発であらゆるマッチタイプの掛け合わせが出ます。
アナグラムに入社してから知りましたが、「もっと早く知りたかった…!」と切に思いました。
第3位:Twitter(ツイッター)
始めは情報収集目的で使っていましたが、1年発信しつづけていたら広告運用の問い合わせや登壇依頼など、さまざまなチャンスをいただけるようになりました。
他社のマーケターと繋がって生きた情報交換もできるし、「Twitter(ツイッター)」のおかげで仕事の充実感が何倍にもなってます!!!
④株式会社イプサム
代表取締役CEO
鈴木 優一朗氏
第1位:Googleスプレッドシート
ダッシュボード構築が可能で、デイリーデータなどを取り込み細かな意思決定のベースとして活用しています。URLでの共有が可能で関係者全員への周知が容易な為、社内外のメンバー全員での意思統一には最適です。
第2位:BizMake(ビズメイク)
俯瞰的に情報を把握する為の思考整理に活用しています。広告運用は数字一辺倒になりがちなので、極力広い視野を持つことが必要です。
ビジュアライズが可能な「BizMake(ビズメイク)」では、ターゲットユーザーの整理や自社サービスの強みなどをマーケティングフレームワークに簡単に落とし込めるので、クリエイティブワークなどにも活用できます。
データで書き出せるので、チームへの共有や企業様へのレポーティング資料の一部としても使用しています。
第3位:Chatwork(チャットワーク)
社内のコミュニケーションツールは「Slack(スラック)」を使用していますが、対外的なコミュニケーションは「Chatwork(チャットワーク)」に集約しています。タスク管理が可能で、責任の所在を明確に出来る為、抜け漏れなく業務を遂行できる点が魅力です。
⑤かっちゃん氏
(元アナグラム株式会社)
第1位:Ahrefs(エイチレフス)
Googleのマーケティングにおいて、「キーワードプランナー」、「SERPs(サープス)」を除くと1番好きなツールが「Ahrefs(エイチレフス)」です。SEOをやっているマーケターが使うイメージですが、広告運用にも使えるツールだと感じています。
検索広告において「どういったキーワードからの流入が多いのか」、「どういった広告文で一番流入しているのか」など、競合分析をするのにも便利なツールです。Googleマーケティングに携わっている方は一度は触ってみるのがいいなと思ってます。
第2位:Seller Sprite(セラースプライト)
「Ahrefs(エイチレフス)」以降、これは面白いというツールが見つからなかったのですが、最近見つけた中で面白いツールが「Seller Sprite(セラースプライト)」です。
Amazon内商品の月売り上げ、販売数トレンド、評価のトレンドなど、だいたいの数字が掴めるツールなので、Amazonマーケティングに携わるマーケターの方は一度触ってみるのがいいなと思ってます。
商品カテゴリ全体の販売数と掲載商品数から空いている市場を見つけられたりするので、新しい商品を出すことを考えられている方にも参考になるのかなと想像してます。
第3位:TikTok(ティックトック)のハッシュタグページ
「Twitter(ツイッター)」でも「Instagram(インスタグラム)」でもハッシュタグの閲覧数は見ることができません。(投稿数は見ることが出来ますが)
しかし「TikTok(ティックトック)」のハッシュタグページは閲覧数が見られるようになっています。今はこんなコンテンツが見られているんだという指標になりますし、普遍的にニーズのあるハッシュタグを見つけることで「Twitter(ツイッター)」のキーワードターゲティングに活かせたりすると思います。もしかしたらいずれ見られなくなる指標かもしれないので僕は気になったハッシュタグは表示回数ごとメモっています。Googleで言うキーワードプランナーがユーザーにも公開されているような瞬間なのかなと思います。
⑥株式会社キーワードマーケティング
取締役COO
瀧沢 貴浩氏
第1位:AUN(あうん)
キャプチャした画像の任意の位置にコメントを載せて共有できるサービスです。お客様との広告クリエイティブの確認や、広告ランディングページの改善提案の際には欠かせません。
「Webページを印刷し、赤ペンをいれて、PDF化して……」みたいな作業をオンラインツールで代替できるので、広告運用の現場に関わらず、あらゆる仕事のシーンで活用できると思います。
第2位:PIXTA(ピクスタ)
特にイラスト素材を探す時に利用しています。
質の高いフラットデザインのイラストを見つけるコツがあるのでご紹介します。カテゴリ「イラスト」で絞り込み条件「海外素材」を選択し、欲しいイラストに関連するキーワードを「日本語」で検索してみてください。海外素材であっても、検索は日本語で設定された「タグ」で引っかかるため、例えば「マーケティング」と「Marketing」では検索結果がまったく異なります。
たぶんこんなタグで設定されてるのでは?とクイズ感覚で検索しているので、一発で欲しいイラストに出会えるとテンションが上がります。
第3位:Twitter(ツイッター)のリスト機能
あえてざっくりと「SEM」というリストを作り、運用型広告、SEO、Web分析の方々を30名ほど追加しています。もう5年間は毎朝欠かさず確認しています。
広告の方だけだと話題が偏り、自分自身の視野も狭くなってしまうので、あえて分野を横断したタイムラインを毎朝眺めるのがオススメです。過去に各分野ごとのリストも作りましたが毎朝確認するには、1つのリストが限界でした。
また最近は「Twitter(ツイッター)」を通じた出会いやコミュニケーションも生まれており、うまく活用すればコミュニティ形成の場としても良いと感じています。
⑦フリーランスマーケター
中川 亮氏
(元株式会社AppBrew)
第1位:Redash(リダッシュ)
精度の高い仮説を立てるには、データを横断的に観察し、傾向や外れ値を分析する必要がある。
しかしこの作業には手数が必要で、例えばアプリマーケだと「広告媒体」「CV計測ツール」「アプリ内ログ」の数字を横断的に見る必要がある。
「Redash(リダッシュ)」(などのダッシュボードツール)を使えば、その手数を大幅に削減出来る。叩いたクエリをダッシュボード化すれば、SQLを書けない人もデータを見て意思決定が出来るようになる。APIが叩けてSQLが書けるマーケターがいれば、スタートアップにはとても重宝されると思う。
第2位:Notion(ノーション)
マーケティングに携わる者として、自らが得た一次情報や反直感的な数値などは、いつでも正確に引き出せるようにしておくことが重要だと考える。
一次情報や反直感的な数値を「Notion(ノーション)」にストックするようにしてから、情報を記憶する/検索するストレスが格段に減った。自分の頭だけに頼っていたときに比べると、なんでも「Notion(ノーション)」に突っ込めば良いという安心感が生まれ、情報の収集と整理が楽しみになった。
「Notion(ノーション)」はシンプルなUIで気持ちよくドキュメントが書けるのも良いところで、自分のサイトも「Notion(ノーション)」で作成して公開した。
第3位:Twitter(ツイッター)
「精度の高い仮説を立てる」とか「マーケティングに携わる者として」とかそういう次元ではなく単に「Twitter(ツイッター)」が好きで毎日触っている。
マーケやスタートアップのトレンドを追えるのも良いが、自分は主に好きなアイドルのツイートを見るために使っている。
最近はアンスリュームの天神・大天使・閻魔ちゃん(@anthurium_enma)を推している。
⑧世界へボカン株式会社
COO
加瀬 雅彦氏
第1位:Supermetrics(スーパーメトリクス)
スプレッドシートに様々な広告データを連携して出すことができる。
スプレッドシートなのでクライアントへの共有もでき、また連携できるメディアも多いので、非常に便利。(データ更新は好きなタイミングで自動更新設定できる)
第2位:Google AdWords Editor(グーグル・アドワーズ・エディター)
これがないと作業効率に圧倒的な影響が出ます。
ローカルで動かせるのでサクサク動き、細かい修正から大量のアップデートまで幅広く使える優秀なツールです。
第3位:Express VPN(エクスプレス・VPN)
IPを日本ではなく、世界の様々な国に変えられるツールです。
特に競合がどういった広告を出しているのか、海外でクライアント広告がどのように表示されるのかなど、きちんとその国のIPにしてみることができるので、重宝しています。
インハウスマーケティングラボではマーケターに役立つ情報をお届けしています
事業会社や支援会社で広告運用に従事しているだけに、今回は管理系ツールや業務効率化を促進するサービスの紹介が目立つ結果となりました。
マーケティングツールの紹介につきましては、今後も切り口を変えて、第6弾以降のまとめを出し続けていく予定です。
マーケターとして活用しているサービスを掲載したい方、自社にてインハウスマーケティングの業務を効率化させるツールを運営している方は、是非とも記事のシェアと合わせて「オススメのツール」を呟いてもらえると嬉しいです。
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