CTR/CVRを高める成功要素とは?251万本のクリエイティブを分析してわかったこと【国内最高峰クリエイティブを分析】
- Shirofune広報担当
国内No.1広告運用ツール『Shirofune』がCTR/CVRが非常に高い国内最高峰クリエイティブを分析(251万クリエイティブの中、最上位のTOP10、国内最高レベルです)
クリック率(CTR)を高める7つの成功要素とコンバージョン率(CVR)を高める8つの成功要素について、解説していきます。
ぜひこの記事で最上位のTOP10が用いる「CTR/CVRを高める成功要素」をご覧いただければと思います。
広告の投資対効果最大化と工数削減を実現するShirofune(シロフネ)
国内トップのクリエイティブ
国内トップのクリエイティブは何が違うのか?
「国内トップのクリエイティブはどのようなクリエイティブか?」
広告運用の成果をあげたいなら、きっと知りたいはずです。今回は国内トップクラスのクリエイティブの「要素(違い)」を公開し、本記事をご覧いただいている方のクリエイティブを高め、ひいては広告運用の成果を高めることにつなげていただきたいと考えています。
国内No.1広告運用ツール『Shirofune』
まず、本題に入る前に前提として、Shirofuneが現在提供している、国内シェアNo.1広告運用ツール『Shirofune』は、大手から中小規模の広告代理店、大手企業から成長企業に至るまで13,000超の多くの広告運用にご利用いただいております。そこで展開される広告クリエイティブはわずか3ヶ月程度を集計しただけでも300万本弱(例えば、2022年1月1日から3月31日の3ヶ月のみで259万本です)。まさに膨大なクリエイティブが展開されています。
国内トップクラスのクリエイティブは他と何が違うのか?
251万のクリエイティブの中で最高のクリエイティブである「TOP10のクリエイティブ」を専門家の協力も得て、どのような要素で構成されているかを分析しました。
分析結果には本記事をご覧いただいている方が「当然」と考えるものもあるかもしれません。
ただ、世の中には膨大なマーケティングや広告の情報が氾濫していて、何が正しいのか、何が間違っているのか、何を優先すべきかがわからなくなりがちです。だからこそ「要素」を明確にし、優先順位を明らかにすることで、広告運用での失敗や間違いが減少し、成果につながっていきます。
CTRを高める7つの成功要素
今回の分析結果では、TOP10のクリエイティブに使われている「要素」は29。計29の要素でクリエイティブが構成されています。
今回はその29のうち、上位7つの要素を解説します。国内トップクラスのクリエイティブ、その7つの「成功する要素」です。
クリック率(CTR)が高い「クリエイティブTOP10」は何の「要素」を用いているのか。広告運用のクリック率を高めていくため、その7つの要素を特別に公開します。
前提条件
「商品、サービス名」がクリック率を高める第1位の要素(12.7%)
前回調査(2022年1~3月度)では2位だった要素で、確実に押さえておくべき要素です。「商品、サービス名」以外の名称としては「企業名」もありますが、企業名は今回ランク外です。ブランド力や認知度にもよりますが、クリック率を高める要素として企業名以上に商品/サービス名が用いられている。訴求方法は「商品」「サービス」はもちろん、そこから派生して「(人気の)キャラクター名」を用いるケースもありました。
顧客にとっての「価値」
特に顧客ニーズに合致した「価値」がクリック率を高める第2位の要素(11.4%)
前回調査(2022年1~3月度)では1位だった要素で、これも確実に押さえておくべき要素です。今回の調査では、ターゲットにとってお得という「価値」を伝えるものが多い。「価値」については『国内最高峰クリエイティブ価値の創り方』などの資料で詳しく公開しているので一読をオススメします。
「数値」はクリック率を高める第3位の要素(7.6%)
「数値」は文字通り、表現の中に数字を用いたもの。今回の分析結果の中で最高のクリック率だったクリエイティブには数値がかなり使われています。前回調査(2022年1~3月度)では5位だった要素です。数値が具体化を生み、その具体化が価値や信用を具体化させることにつながっている。利用方法としては金額や日付はもちろん、商品数、順位などがある。
「公式」はクリック率を高める第4位の要素(6.3%)
「公式」は文字通り、公式の広告/サイトであることを伝えるもの。前回調査(2022年1~3月度)では3位でした。基本的にはヘッドラインで公式と伝えるものが多いです(早い段階で「公式」と伝えている)。また、今回の分析結果では表現は「【公式】」が多いです(特殊な例としては「【公式サイト】」もある)。
「品揃え/一覧」もクリック率を高める第4位の要素(6.3%)で「公式」と同一順位です。
顧客が興味をもつ、さまざまな商品、サービスが揃っていると伝える。一見、「品揃え/一覧」は「専門」などと対極にあるように感じられるが、実際のケースでは組み合わせて活用することで「ある専門性の中で品揃えがある」と強力な訴求とするケースも見られる。また、3位の「数値」と組み合わせて「何万点」と品揃えを具体的に訴求する事例も見られた。
「価格/割引(お得)」はクリック率を高める第6位の要素(5.1%)
前回調査(2022年1~3月度)では5位だった要素。通常は割安な価格やセール、割引を伝えるケースが多いが、今回は「値段以上の価値があり、お得」と伝えるケースが多い。「お得」「お買い得」と直接訴求するケースもありますが、「1万円でこんなに価値がある」という風にお買い得であることを間接的に訴求するケースがあります。
「サイト」もクリック率を高める第6位の要素(5.1%)で「価値/割引」と同一順位です。
こちらは前回調査(2022年1~3月度)ではランキングになかった要素で「特定の商品/サービスのサイト」であると伝えるものです。ある商品/サービスのサイトと伝えることで訴求力を高めるので、今回1位である「商品/サービス名」に近い要素です。表現として用いられているのは「サイト」「オンラインストア」「WEB」などはもちろん、広い意味である「ネット(ネットで申し込めるサイトがある)」などもあります。
参考
以上が7つの要素ですが、参考までに、その次に訴求力が高い要素を4つだけ紹介させていただきます。次の4つとなります。
CVRを高める8つの成功要素
今回の分析結果では、TOP10のクリエイティブで使われている「要素」は22。計22の要素でクリエイティブが構成されています。
今回はその22のうち、上位8つの要素を解説します。国内トップクラスのクリエイティブ、その8つの「成功する要素」です。
コンバージョン率(CVR)が高い「クリエイティブTOP10」は何の「要素」を用いているのか。広告運用のコンバージョン率を高めていくため、その8つの要素を特別に公開します。
前提条件
顧客にとっての「価値」
特に顧客ニーズに合致した「価値」がコンバージョン率を高める第1位の要素(13.4%)
前回調査(2022年1~3月度)でも1位だった要素で、確実に押さえておくべき要素です。今回の調査では、ターゲットにとって利益となる「価値」を伝えるものが多いです。「価値」については『国内最高峰クリエイティブ価値の創り方』などの資料で詳しく公開しているので一読をオススメします。
「商品、サービス名」がコンバージョン率を高める第2位の要素(11.9%)
前回調査(2022年1~3月度)でも2位だった要素でこちらもまた確実に押さえておくべき要素です。「商品、サービス名」以外の名称としては「企業名」もありますが、企業名は今回ランク外です。ブランド力や認知度にもよるが、コンバージョン率を高める要素として企業名以上に商品/サービス名が用いられています。
「数値」はコンバージョン率を高める第3位の要素(10.4%)
文字通り、表現の中に数字を用いたもの。今回の分析結果の中で最高のコンバージョン率だったクリエイティブには数値がかなり使われています。前回調査(2022年1~3月度)では「商品、サービス名」と同じく2位だった要素でこちらも確実に押さえておくべき要素です。数値が具体化を生み、その具体化が価値や信用を具体化させることにつながっています。利用方法としては金額や商品数などがあります。
「サイト」はコンバージョン率を高める第4位の要素(7.5%)
こちらは前回調査(2022年1~3月度)ではランキングになかった要素で「特定の商品/サービスのサイト」であると伝えるものです。意味合いとしては、ある商品/サービスのサイトだから、訴求力が高いのだから、今回2位である「商品/サービス名」に近いです。また5位の「行動」の要素でもあると考えています。今回の分析結果では表現として用いられているのは「サイト」「オンラインストア」「WEB」などはもちろん、広い意味である「ネット(ネットで申し込めるサイトがある)」などもあります。
「公式」はコンバージョン率を高める第5位の要素(6.0%)
文字通り、公式の広告/サイトであることを伝えるものです。前回調査(2022年1~3月度)ではコンバージョン率のランキングにはなかった要素で、クリック率にランクインしていた要素です。基本的にはヘッドラインで公式と伝えるものが多く(早い段階で「公式」と伝えている)、今回の分析結果では表現は「【公式】」もしくは「公式(カッコなし)」が多いです。
「ターゲット」もコンバージョン率を高める第5位の要素(6.0%)
前回調査(2022年1~3月度)では2位だった要素です。「ターゲット(想定する顧客)」を直接的に訴求するケースもあれば、間接的に訴求するケースもあります。直接的とは「40代男性」「……をした方」などターゲットを直接訴求するケース。一方、間接的とは、たとえば「特定の地域(例:新宿)」などを訴求することでその地域に住む人、勤務する人などを間接的に対象とするケース。いずれもターゲットに「自分のことかな?」と思わせることが重要になります。
「行動」もコンバージョン率を高める第5位の要素(6.0%)
文字通り、顧客にしてほしい「行動」を促すものです。前回調査(2022年1~3月度)でも5位だった要素でこちらも確実に押さえておくべき要素です。今回の分析結果では「お申し込み」「予約」などの具体的行動を伝えるものが多くありました。いずれにしても「行動」を明確化し、その行動を顧客に促します。
「場所」もコンバージョン率を高める第5位の要素(6.0%)
前回調査(2022年1~3月度)ではコンバージョンのランキングにはなかった要素で、「行動」から派生した要素といえます。たとえば、新宿にショップがあるのであれば、「新宿」という場所を記載し伝えることで顧客にその場所に行くように行動を促します。「お近くのお店へ」なども同じです。やや曖昧ではありますが、「お近くのお店」という場所を伝えることで行動を促すわけです。
まとめ
今回の分析結果は2022年4~6月度のクリック率TOP10、コンバージョン率TOP10のクリエイティブの傾向です。定期的に公開する予定なので、継続してチェックしていただくことで、広告運用のクリエイティブがより改善していきます。
CTRを高める7つの成功要素
CVRを高める8つの成功要素
本記事をご覧いただいている方への質問です。
全てを反映する必要はありませんが、ぜひ参考にしてください。
CTRを高めるための質問
CVRを高めるための質問
知識を得ることより、優先順位を把握し確実に実施することが重要です。
本記事をご覧いただいている方のクリエイティブが少しでも改善し、成果につながることを願っています。
- この記事を書いたライター
Shirofune広報担当