地方の広告代理店こそ広告運用の自動化は絶対必要!福井の企業が少額でもWEB広告にトライし、成果を出せる環境整備を目指して ~ウララコミュニケーションズのShirofune導入事例~

株式会社ウララコミュニケーションズ
株式会社ウララコミュニケーションズ 執行役員 営業事業本部 統括開発部長 南 宏季 様

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福井県で広告代理事業を営むウララコミュニケーションズ。地場企業の集客施策の一つとしてWEB広告を提案し、お客様サイドでも少しずつWEB広告へのニーズが高まりをみせてきたことから自社でWEB広告運用をスタートしました。

しかし飲食店や小売店のお客様も多く、複数社のニーズに応えるにはあまりにも時間と労力がかかり、あるべき提案に時間がさけなくなってしまうという課題に直面しました。

何かしらのツールを入れる必要性を感じ、Shirofuneを導入。トライアルを通して時間も労力も大幅に削減しながら効果も出せることを知り、以来継続的にご利用いただいています。

地方の広告代理店が抱える課題と同社のShirofune導入背景、成果についてお話を伺いました。

【課題】
・自社でWEB広告を運用するも、時間・労力がかかりすぎる
・要望の多い大型案件は他社に外注せざるを得ず、利益が取れない
・少額出稿の要望に応えきれない

【解決策】
・Shirofuneを導入することで運用負荷が大幅に軽減

【成果】
・運用に使っていた時間・労力が大幅に削減
・インプレッションの取れなかった地方のニッチ案件でもインプレッションが取れるなど効果も改善
・地場企業の少額出稿ニーズにも積極的に応えられるように
・これまで外注していた大型案件も自社運用に

福井でもWEB広告は必要。少額出稿×複数社のニーズに応えるため、Shirofuneを導入

−事業内容をお聞かせください。

東京と福井に事業所があり、福井では広告物のデザインや制作、出版等を扱う広告代理業やイベントや事業などの企画をしています。

私が在籍するウララコミュニケーションズ福井では『月刊URALA』という福井の生活情報を集めたローカル誌も発行しています。

そのためお客様は大手から中小まで、業種も多岐に渡ります。小売や飲食店、観光業社といった小規模の店舗も非常に多いです。また最近では求人関係の情報も扱い始めたのでより幅広い会社さんがお客様になっています。

-福井県でもWEB広告のニーズは高まっているのでしょうか?

お客様側でも少しずつデジタルへの興味は湧いてきている状態です。とは言え、ほかの地域や東京支社の話を聞くと福井におけるWEB広告の浸透はまだまだです。

一部のアンテナの高い企業や店舗では取り入れ始めていますが、あくまでテレビや雑誌・新聞やチラシといった色々な手法がある中の一つ、という流れです。

実際に大きい案件をWEBにだけ出稿すると、ある一定ラインまでは効果は出るのですがそれ以上は反応が鈍くなります。何でだろう?とテレビを合わせてやってみるとものすごく反応があったという事例もあります。

まだまだWEBだけに振り切れていない市場かなと思います。

弊社のお客様の中には高齢な方もおり、ITに対応しきれていないところも多くあります。

例えば高齢な経営者が多い観光業者さんもそうです。観光地に行くとまずInstagramで色々検索すると思うのですが、Instagramって何?という状態なのでWEBで検索をした時にヒットするようWEB広告を提案し、受け入れられて少額からの出稿が決まりました。

こういった形で少しずつWEB広告を提案し、出稿していただき独自で運用していました。

-自社内で運用をされていたのですね。

はい、独学で学び自前でやっていたので全てが手作業、アナログでした。私たちの仕事はお客様の数がとにかく多いので設定はもちろん、レポートを出すのにもものすごく時間がかかってしまいます

これだけの時間と労力はかけられないと壁にぶつかりました。手作業にかかる労力と時間は本来であれば営業に行く時間に使いたいのにここで取られてしまうわけにはいかないのです。

また、出稿金額が大きく要望の多い案件は自社では対応しきれず、他社に運用代行を依頼せざるを得ない状況でした。他社に流すので当然ながら弊社に落ちる利益は少なくなります。

何とかしないといけないものの人を増やすのはこのご時世なのでちょっと怖い。どうしたものかと思っていたところ、以前から親交のあった岩井さんがShirofuneに在籍していることを知りました。Shirofuneって何だ?と話を聞くと面白いし、ちょうどうちが置かれた課題にフィットするかもしれないということで導入を決めました。

日々の改善、レポートがラクに。地方のニッチ案件でもインプレッションが上がる!広告効果がUPする!

−Shirofuneを導入後の感想を聞かせてください。

設定も非常にラクで日々の改善ができるようになりました。そもそも「改善」と言っていいのかわからないほど操作は簡単で数分で終わります。レポートも一発で出力できます。

以前は改善提案に時間が取られすぎて顧客接点の時間が奪われていました。それがShirofuneを導入したことで運用に費やしていた時間や労力が大幅に削減され、「じゃあ次はこうしていこう」とクリエイティブ面や頭を使う本質的なことに時間を割けるようになりました。

広告予算をかけられない企業さんにもShirofune があることで「少額からでもWEB広告をやってみますか」という提案を積極的にできるようになりました。大型案件も自社でやっていこうという話になり、いいことしかありません。

−広告効果の面ではいかがですか?

効果も当たり前のようにすごく改善されています。

例えばものすごくニッチな事業でWEB広告配信をしたいという声がありました。リスティングで福井県の総務部長さんだけをターゲットするというニッチすぎる案件です。

そもそも福井県は人口80万人弱。東京の練馬区ほどしかありません。さらに福井は嶺南と嶺北に別れているので商圏が限られます。

地方ではターゲットを絞れば絞るほど、広告を表示すらさせられません。ニッチすぎてキーワードが思いつかないのです。それがShirofuneだとサービスの軸は活かしながらキーワードを広げられるので表示がされるようになり、コンバージョンも獲得できるようになってきました。

私たちのように大量のお客様を抱えていると1回設定するとある程度放っておくしかないのですがShirofuneは日々自動で改善してくれます。Shirofuneの提案通りに改善業務をこなすことで、こういったニッチな案件でも広告効果を実感できるようになってきたのは大きいです。

−機能面で特に役立っているものはありますか

1回の設定で全媒体に反映してくれる機能は役立っています。

設定変更内容の媒体間コピーもワンクリックで

通常Google広告の管理画面を設定して、Yahoo!広告の管理画面を設定してSNSを設定してと、媒体ごとに設定が必要です。それがYahoo!広告の設定をすると他の設定がコピーで済みます。複数のお客様の広告案件を回すと設定作業だけで何倍にも工数が膨らむので1回の設定で済むのは助かります。

また今までは設定をして運用をした後の改善に時間を割けていなかったのがShirofuneのお陰で時間が割けるようになりました。

提案に尽力し、営業活動に時間をかけられるようになったことでお客様からの要望も少し突っ込んだものが増えてきている印象です。

コンバージョンをした後の会話が増え、本質的なことに労力がさけるようになっています。以前のやり方だったら絶対にそこまではいっていません。

目指すは福井の企業がWEB広告運用において自走する世界

−改めて、地方の広告代理店がShirofuneを導入する意義はどのようなところにあるとお考えですか?

抱えているお客様の数が多い地方の広告代理店は何かしらのツールを入れないことには回らないのではないでしょうか。

日々の膨大な業務に忙殺させてツールにまで考えが及ばないということはあるかもしれませんが、広告運用の自動化ツールは絶対に必要だと思います。実際うちはShirofuneのお陰でかなり効率的に運用できています。

私自身、Shirofuneを導入してみて改めて思ったのは「運用面では機械には勝てない」ということ。当たり前なのですが、機械に人が勝てるわけがない。蓄積されているデータ量やAI、アルゴリズムにはかないません。

だから何かしらのツールは入れないといけない。そういう意味では簡単で、手数料も5%と安価でコスパが良いShirofuneは適当なツールだと思います。

−Shirofuneを導入し、今後はどのような展開をお考えでしょうか。

福井という場所であってもデジタル化はある一定ラインまでは必要だと思っています。

もちろんデジタルだけでは足りない部分もあるとは思うのですが魅力の方がやはり大きい。その魅力に気づいていなかったり、有効活用できていないお客様にしっかりとお知らせしていきたいというのが一つあります。

もう一つはレギュラー的に大きな金額をWEB広告に投下するお客様については自走できるお手伝いができたらと思っています。

Shirofuneを弊社が使うのではなく、お客様に導入してもらい自走できる状態にし、私たちはクリエイティブで貢献する。この状態まで持っていければ地方での貢献度をもっと上げられるのではないかと思います。

福井に根ざした会社なので今までも何とか福井の企業のためにやってきました。今は広告費を捻出しづらい環境にもなっていますが、そういう企業にこそ効果や結果にフィットしやすいデジタルを有効活用してもらいたい。

大変な時代だからこそ、福井への貢献という視点を忘れずにお客様の力になっていきたいです。

―ありがとうございました。

<取材・文=藤井恵>

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